コラム

2021年9月29日


「柴犬はマンションでも飼うことができるの?」と疑問に感じている方もいることでしょう。
柴犬は基本的にどんな住環境でも順応する能力を持っており、マンションでも飼うことは可能です。
しかし、飼うためには事前にマンションの管理会社などに確認することが必要です。
今回は、柴犬をマンションで飼う場合に確認することと注意点などを紹介しています。
マンションで柴犬を飼うかどうかを検討している方は、是非参考にしてみてください。

柴犬はマンションでも飼える?


柴犬をマンションで飼えるか・飼えないかで判断すると、飼うことは可能です。

ただし、マンションによって判断が異なるという点や、いくつか注意しなければいけない点がある事は知っておきましょう。

たとえ「ペット可」と記載されていても「猫はNG」というマンションや「小型犬のみ」「1頭まで可」など、マンションによって様々なルールが存在しています。

マンションは様々な家族が同じ建物に住む場所です。柴犬に限らず、マンションで犬を飼う際には規約を必ずチェックしておく必要があり、「ペット可」という条件だけでなく、何がNGなのかを把握しておくことは飼い主の責任でもあります。

マンションで柴犬を飼う前に規約を必ずチェック!


特に注意が必要なのは「小型犬のみ可」というルールが設けられているマンションのケースです。

秋田犬や甲斐犬など、数ある日本犬種の中では小型に分類される柴犬。ジャパンケネルクラブでも柴犬は小型犬として分類されていますが、柴犬の平均体重は〜10kgほど、体高は〜39cm程度となります。

一方、チワワの成犬であれば1〜3kgほど、トイ・プードルであれば〜4kgほど、フレンチ・ブルドッグは平均体重が〜14kgほどですが、体高は〜35cmと柴犬よりも低くなります。

このとおり、小型犬の中で見ていくと柴犬は大きな部類に入り、犬に詳しくない方にとっては小型犬ではなく中型犬と判断されてしまい、飼育を断られるケースもあります。

■「小型犬のみ」のマンションは事前に必ず確認を

マンションによっては柴犬がOKでも、小型犬と判断されていないために「ペット礼金」を通常よりも多く支払わされる場合もあります。これも柴犬が小型犬と判断されていないケースの一つと言えるでしょう。

例えば小型犬であっても「吠え声」だけで判断すると、やはりチワワより柴犬のほうが声量は高く、近所迷惑になってしまう可能性も高くなります。

まずは「柴犬は小型犬です」と説明する必要がありますが、後々問題になってしまうと高額な費用が発生してしまったり、場合によっては立ち退きを迫られてしまうような事態に発展してしまう場合も。

このような事態を避けるためにも、マンションに住む前にはペット可の記載があっても柴犬であることを確認し、飼育が可能であるかどうかの確認は必ず確認しておきましょう。

柴犬をマンションで飼う時に注意したいポイントは?


柴犬は好奇心が旺盛で活動的な犬種です。そのため、家で大人しく過ごすという飼育スタイルには向いていません。

マンションの場合、一軒家よりもスペースが狭い場合が多いため、柴犬の運動量に関しては十分に注意していきましょう。

運動量が不足してくるとストレスも溜まってきてしまい、結果的に吠えることが多くなってしまったり、吠え声が大きくなってしまうことに繋がってきます。

日頃から吠え癖が多い場合は予めしつけ教室に通うなど、吠え癖を治す事も必要になってくるでしょう。

■マンション共用部の抜け毛対策も

マンションに住む際には、共用部分への配慮も大切になってきます。

例えば犬の抜け毛対策です。犬を飼っていない方にすると、犬の毛があちらこちらに散っているのは良い気分ではありません。柴犬は抜け毛の多い犬種ですので、日頃からブラッシングを行うようにしましょう。

ブラッシングを行うことで皮膚・被毛のケアだけでなく、健康チェックにもなりますので、こまめに行うことをおすすめします。

■マンション共用部でトイレにも注意

愛犬を散歩に連れて行く際に、マンション周辺や建物にトイレをしてしまわないように注意する必要もあります。

マンション周辺に限られた事ではありませんが、外でトイレをさせる際にはペットボトル等に水を用意しておき、トイレをした後は水で流しておくのがマナーです。

夏場は特に放っておくと悪臭の原因にもなるため、マンション住民とのトラブルを引き起こす要因にもなりかねません。

共働きだとマンションで柴犬を飼うのは難しい?


柴犬は活発な犬種で運動量も必要になる犬種ですので、退屈するような飼育環境や狭い空間で飼育するのには不向きな犬種です。

共働きで忙しいからと言って柴犬に我慢をさせる事が多いようであれば、マンションでの飼育は難しいと言わざるを得ませんが、それは一軒家でも同じこと。

我慢させてしまう機会があれば、たっぷりとケアする時間を設けるなど、柴犬がずっと我慢するだけではない環境作り・飼育スタイルを心掛けましょう。

柴犬は飼い主さんとの絆を非常に大切にする犬種でもあり、非常に賢い犬種でもあります。

しつけさえしっかりとしていれば飼い主さんの言うことを守り、飼い主さんの生活リズムに合わせてくれますので、マンションでも問題なく飼育することができるようになるでしょう。

まとめ

今回は、柴犬をマンションで飼う場合に確認することと注意点などを紹介いたしました。
柴犬をマンションで飼う場合は、マンションのルールをきちんと守ることと、ご近所トラブルに注意して飼う必要があります。
近所トラブルは、日ごろのしつけやケアなどを徹底して行うことがで防止することができるでしょう。
特にマンションは集団生活と言っても過言ではないので、それぞれが気持ちよく、快適に過ごせるようにルールを守って愛犬ライフをお過ごしください。