しつけの基本
しつけの基本
しつけの基本は、やはり愛情を持って、しかしメリハリをつけて犬と接することだと思います。人間の子供と同じで、良いことをしたときや頑張ったときなどは思いっきり誉めてあげて、逆にいけないことをしたときは厳しく、時には体罰を持って叱ることも大事です。
犬はリーダーについていく習性がありますが、ただ甘やかすだけではリーダーになれません。家族の一員となる愛犬に、人間社会の秩序や家族の決まりを厳格に教えるのは、一緒に生活していく上でとても重要なことです。
犬と一緒に生活していくためには、まず犬の習性を知らなければなりません。もともと犬はどういう生き物なのか、どういう生活をしていたのか、吠えるのはなぜか、嬉しいのはどんなときか、どうすれば言うことを聞くのか、などです。犬の習性を知っていれば、しつけで困ったことがあっても、飼い主さん自身で考え、解決策を見出すことができますし、必要以上に悩むこともありません。
しつけの基本は、言ってしまえば1.犬が飼い主さんの望むとおりのことをしたときは、犬が心地よくなるようにする、2.犬が飼い主さんの望まないことをしたときは、犬が不快に空感じるようにする、だけです。これらをきっちりできれば、まず問題はないでしょうし、大抵のことは解決できてしまいます。時には体罰を加えることも必要だといいましたが、叱るよりも、誉める方を断然多くしてあげてください。犬にとって、頼りがいある飼い主さんに誉めてもらうのが、何より幸せなのですから。