柴犬の性格と特徴をチェック!飼い方のポイントとしつけ方を紹介
日本だけでなく、海外からも人気の高い柴犬。柴犬をお迎えするにあたって、柴犬について深く知っておくと良いでしょう。
今回は柴犬の性格や特徴、飼い方などをご紹介します。
柴犬はどんな性格と特徴
柴犬は日本の天然記念物にも指定されている日本犬のひとつ。その起源は古く、紀元前にまで遡ることができる犬種です。
警戒心が強く野性的な面もある柴犬ですが、古来から人間との関わりを持ってきた犬種だけあり、信頼関係さえ築いてしまえば他の犬種には真似ができないような、従順で非常に頼れるパートナーになってくれるでしょう。
「キツネ顔」と「タヌキ顔」の大きく2タイプに分けられる容姿も可愛らしいですが、従順な性格で家族思いという性格は海外での人気も高く、今や世界に誇る日本犬の一種となっています。
日本の住宅でも飼いやすいサイズで、日本犬ならではと言える特徴をもつ柴犬。柴犬の多頭飼いや、続けて柴犬を飼う方も多いですが、飼ってみなければ味わうことのできない魅力をたくさん秘めた犬種でもあります。
柴犬のかかりやすい病気
柴犬が気をつけるべき病気に挙げられる「膝蓋骨脱臼」。「パテラ」とも呼ばれるこの病気は、膝の皿部分が正しい位置から外れてしまう病気で、状態が悪化してくると継続して痛みを伴うため、歩行が困難になってしまうケースもあります。
軽症の場合は一時的に足を引きずるような様子を見せるだけで、激しい痛みを伴うことなく元の位置へ戻ることも。そのため飼い主さんも気が付きにくい病気でもあります。
どの犬種にも言えることですが、ジャンプをさせすぎたり、犬の限界を越えるような運動は避けるべきです。また、体重の管理も重要なポイントです。
肥満は膝に負担がかかるだけでなく、様々な病気の要因となります。柴犬は10kg前後が適切体重となりますので、食事と運動の管理を行い、適切な体重維持を心がけるようにしましょう。
■皮膚トラブル
「アトピー性皮膚炎」や「アレルギー性皮膚炎」など、いくつかの皮膚疾患も柴犬が気をつけるべき病気となります。
柴犬は皮膚トラブルが多く見られる犬種ですので、日頃から皮膚や被毛のチェックは欠かせません。
アレルギー性皮膚炎に関しては食事が要因となるケースがほとんどですが、シャンプーや環境など、アレルギーを引き起こす要因は一つではありません。
定期的にブラッシングを行い、皮膚が赤くなっていないか、抜け毛の状態はどうかなど、ちょっとした変化にも気がつくことができるようにし、早期発見ができるようにしましょう。
柴犬の性格に合った飼い方とは?
現代の柴犬は洋犬の血も混ざってきているため、古来から続くような野性味あふれる柴犬とは異なり、愛玩犬として飼育のしやすい犬種となっています。
とはいえ、他犬種と比較すると野性味は強め。いつも抱っこしたり、家の中だけで飼育するような飼い方は柴犬にとってストレスになってしまいます。
柴犬はもともと猟犬として従事してきた犬種で、ウサギやアナグマ、タヌキといった野生動物を追いかけてきました。そのため多くの運動量を必要とする犬種です。
朝晩の散歩は必須で、1回の散歩は30分〜1時間程度が理想的となりますので、十分に運動をさせ、ストレスを溜めないような生活を送らせるようにしましょう。
柴犬の性格に適したしつけ方とは?
警戒心も強く、過度なスキンシップを苦手とする柴犬も多いですが、社会化期は可能な限り外での触れ合いを大切にし、人や犬とコミュニケーションを取るようにしましょう。
成犬になるにつれて日本犬特有の性質が強くなり、場合によっては攻撃的な性格になる場合も。幼少期から攻撃的であったり、独占欲が強すぎると感じる場合は、しつけ教室に通うことも視野に入れておきましょう。
また、柴犬は感の良い犬種ですので、柴犬の性格や特徴を理解した上でトレーニングを行うことが大切です。狩猟本能をかきたてるような、遊びを交えたトレーニングであれば柴犬も楽しみながらしつけを覚えてくれるでしょう。
なお、本人の気分が乗っていない時や嫌がっている時に、無理にしつけを行うのは避けましょう。わがままで嫌がっているのが、本当に嫌がっているのかを見極めるのは、柴犬を飼う上で非常に重要な部分となります。
柴犬はこのような方におすすめ!
飼い主さんに対する忠実な性格ゆえに、「この人」と決めた主人に対しては身を挺して守ることも辞さない、非常に勇敢な性格を持つ柴犬。
柴犬にとって重要なのは、飼い主さんとの信頼関係です。日頃からお世話を行い、柴犬と時間を共有し、お互いに理解を深め合うことが信頼関係の構築に繋がってきます。
気難しい一面もある柴犬ですが、愛情をかけることで十二分に返してくれるのが柴犬の特徴です。柴犬が人気な理由は、この一途な気持ちと家族思いの気質が最大の理由と言えるでしょう。
柴犬の相場
そんな柴犬ですが、ペットショップから迎え入れる場合は20万円〜30万円程が相場となっており、ブリーダーからであれば約15万円〜30万円程度が相場となっています。
価格としては特別高い犬種ではないので、比較的迎え入れやすい犬種と言えますが、しっかりと柴犬に愛情をかけることができるだけでなく、朝と晩には柴犬の散歩のために時間を割くことのできる方でなければ柴犬の飼育は難しいでしょう。
まとめ
今回は柴犬の性格や特徴、飼い方などをご紹介してきました。
柴犬の日本犬らしい美しさや、飼育する醍醐味は飼ってみなければ味わうことのできない部分ですが、世界にも通用する魅力ある犬種です。ぜひ柴犬ユーザーになって柴犬の良さを堪能してみてください。